Jが見た映画

映画の感想をつらつらと書きます。

20210724_ねばぎば新世界

本日は「ねばぎば新世界」という映画を見てきました!

まぁまぁでした。(謎の上から目線すみません...)

 

主演も務める上西雄大監督の前作「ひとくず」がとても良かったので、

今作も鑑賞してみようと思ったわけです。

 

かつてヤクザの組を潰して回っていた勝吉・コオロギの名コンビが服役を経て再会し、

ひょんなところで一人の失語症の少年・武と知り合います。

武は、お母さんが怪しい宗教団体に入信しており、離れ離れになってしまった武の家族を

勝吉とコオロギは救い出そうとします。

その過程で男の友情や親子の愛情が描かれている...という感じの作品でした。

 

「ひとくず」とはジャンルが異なる痛快アクションムービーでしたが、

両作には共通して、温かい人情を感じ、監督の人柄が伝わった気がします。

上西監督は"人情を描く"ということを大事にされているのでしょうね。

(舞台となっている大阪・西成という街も、人情味を増している一要素でしょうか。

行ったことないですが、雑多な雰囲気とキャラクターがとてもマッチしていました。)

 

主題歌も良いです。「ひとくず」と同じく吉村ビソーさんが担当されています。

チャートに上がるようなオシャレさは無いですが、泥臭くて人の心に直接届くような

真に迫る歌声です。もちろん作品とも相性バッチリ。これは書き下ろしでしょうね...。

(観賞後、CD買っちゃいました!)

 

個人的には「ひとくず」の方が好きでしたが、これは好みの問題ですね。

「ねばぎば新世界」は本筋に向かうまでに余白のようなシーンも多くあって、

所々のユーモアやコミカルな描写は肩の力を抜いて楽しめると思います。

 

あと関係無いですが、上西監督演じるコオロギがギターウルフのセイジさんに激似です。

特に最後のアクションシーンとかは黒の革ジャンまで来ていて、ほぼ本人です。笑

ギターウルフファンは必見ですよ...! 

 

(失読症のコオロギが一文字分の丸い穴が開いた紙をプレゼントされて、本が読めるよ!と

感動するシーンがありましたが、失読症でも一文字ずつなら読めるんですね。

勉強になりました。)

 

ではまたどこかで!